胃カメラと大腸カメラは同じ日にできる?メリットを解説|大阪市平野駅の胃カメラ検査・大腸カメラ検査|東森医院

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胃カメラと大腸カメラは同じ日にできる?メリットを解説

胃カメラと大腸カメラは同じ日にできる?メリットを解説|大阪市平野駅の胃カメラ検査・大腸カメラ検査|東森医院

2026年9月23日

胃カメラと大腸カメラは同じ日にできる?メリットを解説

「胃カメラと大腸カメラを両方受けたいけれど、別々の日に受けないといけないの?」「大腸カメラを受けるなら、胃カメラも一緒にできない?」というご質問をよくいただきます。

結論からいうと、胃カメラと大腸カメラは同じ日に受けることができます。

東森医院では、胃カメラと大腸カメラの同日検査に対応しており、実際に大腸カメラを受ける患者さんの半数以上が、同じ日に胃カメラも受けています。

胃カメラと大腸カメラを同日に受ける最大のメリットは、単に「2つの検査を同じ日にできる」ことではありません。前日の食事制限や絶食、鎮静剤、点滴や注射、通院、仕事の休み、ご家族の送迎など、検査に伴うさまざまな負担を1回にまとめることができます。また、大腸ポリープが見つかった場合にはその場で切除し、胃カメラで気になる病変があれば生検まで同日に行うことも可能です。

「いずれ胃カメラも大腸カメラも受けよう」と考えている方にとって、同日検査は負担を減らせる選択肢の一つです。

1.胃カメラと大腸カメラを同日に受けるとは?

一般には「胃カメラと大腸カメラを同時に受ける」と表現されることがありますが、正確には、同じ日に2つの内視鏡検査を続けて行う「同日検査」です。海外では「bidirectional endoscopy(BDE)」と呼ばれ、同日に上下部消化管内視鏡検査を行う方法として以前から報告されています。[1]

胃カメラでは食道・胃・十二指腸を観察し、食道がん、胃がん、胃炎、胃・十二指腸潰瘍などがないかを確認します。一方、大腸カメラでは直腸から盲腸まで大腸全体を観察し、大腸がん、大腸ポリープ、炎症性腸疾患などを調べます。つまり、同日検査では、1回の来院で食道・胃・十二指腸から大腸までをまとめて詳しく調べることができます。

東森医院では、まず大腸カメラを行い、その後に胃カメラを行っています。検査の順番についてはいくつかの研究がありますが、施設や鎮静方法などによっても異なり、一つの順番だけが絶対的に正しいというわけではありません。[3] 当院では日常的に大腸カメラから胃カメラの順で同日検査を行っています。

また、「大腸カメラの下剤を飲んだ後に胃カメラをしても大丈夫ですか?」というご質問もあります。胃カメラと大腸カメラを同日に行う場合には、下剤の内服状況や検査開始時間などを考慮して検査を行います。当院でも大腸の前処置が整ったことを確認したうえで検査を開始していますので、患者さんご自身で下剤や飲水の時間を変更せず、事前にご案内した方法で準備してください。

2.食事制限・鎮静剤・点滴を1回にまとめられる

胃カメラと大腸カメラを同日に受ける大きなメリットが、検査前後の準備を1回にまとめられることです。

大腸カメラでは前日の食事内容に注意し、検査当日は下剤を飲んで大腸をきれいにする必要があります。胃カメラを別の日に受ければ、また別の日に食事を調整し、当日の朝から絶食しなければなりません。同日検査であれば、大腸カメラのための食事制限や絶食に合わせて胃カメラも受けることができます。

これは意外に大きなメリットです。内視鏡検査そのものより、「前日の食事制限が面倒だった」「何度も検査の予定を立てるのが大変」という方も少なくありません。せっかく大腸カメラのために食事を調整し、当日に下剤まで飲むのであれば、その日に胃も調べておきたいと希望される患者さんが多いのも自然なことだと思います。

鎮静剤をご希望の場合も同様です。東森医院では患者さんの状態に応じて鎮静剤を使用し、眠っているような状態で大腸カメラを行い、そのまま続けて胃カメラを行うことができます。 胃カメラと大腸カメラを別の日に受ければ、鎮静剤を使用する機会も2回になります。同日検査なら一連の鎮静で両方の検査を行えるため、点滴や注射も1回にまとめることができます。

海外の研究では、胃カメラと大腸カメラを同日に行った場合、別々の日に行った場合と比較して、鎮静薬の総使用量や検査後の回復時間、検査関連コストが少なかったことが報告されています。[2]

3.通院・仕事・費用の負担を減らせることも

胃カメラと大腸カメラを別々の日に受ける場合、検査のために2回予定を調整する必要があります。同日検査なら、1回の来院で胃カメラと大腸カメラの両方を受けることができます。

仕事をしている方であれば、「胃カメラで1日、大腸カメラでもう1日」と予定を空ける必要がありません。家事、育児、介護などで何度も通院することが難しい方にも同日検査は便利です。また、鎮静剤を使用した場合には当日の自動車、バイク、自転車などの運転ができません。ご家族に送迎をお願いする場合にも、それを1回にまとめられるため、患者さんだけでなくご家族の負担も少なくできます。

「胃カメラと大腸カメラを同日にすると費用も安くなりますか?」という質問もよくあります。

これは、同日検査なら必ず安くなるというわけではありません。 実際の自己負担額は、生検を行ったか、大腸ポリープを切除したか、病理検査を行ったか、どのような薬剤や処置を使用したかなどによって変わります。

ただし、胃カメラと大腸カメラを同日に行うことで、診察や鎮静、点滴などを一連の診療として行うことができ、診療内容によっては別々の日に受けるより自己負担が抑えられる場合があります。胃と大腸の両方で精密検査や治療が必要となった場合にも、保険診療上の算定方法によって負担が少なくなるケースがあります。

海外の研究でも同日検査による医療コスト低減が報告されていますが、日本とは医療保険制度が異なるため、その数字をそのまま日本の自己負担額に当てはめることはできません。[2] 費用については、実際に行った検査や処置によって決まると考えていただくのがよいでしょう。

4.大腸ポリープ切除と胃の生検も同じ日に行えます

東森医院では、大腸カメラで切除可能な大腸ポリープが見つかった場合、その場で日帰り大腸ポリープ切除を行っています。 その後に胃カメラを行い、胃に気になる病変が見つかった場合には、必要に応じて組織を採取する生検も行います。

つまり、

大腸カメラ → 必要に応じて大腸ポリープ切除 → 胃カメラ → 必要に応じて胃の生検

までを同じ日に行うことが可能です。

大腸ポリープの中には、時間をかけて大腸がんへ進展するものがあります。大腸カメラでポリープを見つけ、その場で切除できれば、ポリープを取るためだけに後日もう一度下剤を飲み、大腸カメラを受け直す必要がありません。

また、貧血や体重減少、便の異常など、胃と大腸のどちらに原因があるのか分からない場合には、上下部消化管を同日に調べることが診断につながることもあります。海外の大規模データでも、貧血や便潜血陽性などを理由に胃カメラと大腸カメラの同日検査が行われています。[1]

もちろん、すべてのポリープをその場で切除できるわけではありません。ポリープが大きい場合、形や場所から高度な内視鏡治療が必要と判断される場合などには、安全性を優先して高次医療機関をご紹介します。

5.「どうせ両方受けるなら一度に」という選択肢

胃カメラと大腸カメラの同日検査は、特に「いずれ両方受けようと思っている」「できるだけ検査を1日で終わらせたい」「胃カメラも大腸カメラも鎮静剤を使って受けたい」「仕事を何日も休めない」「食事制限や注射を何度もしたくない」という方にとって、検討する価値のある方法です。

一方で、すべての方に同日検査が適しているわけではありません。胃カメラまたは大腸カメラだけの場合より検査時間は長くなり、患者さんの年齢や心臓・肺の病気、全身状態などによっては、検査を分けた方が安全な場合もあります。また、抗血栓薬を使用している方などでは、予定していた大腸ポリープ切除ができないこともあります。そのため、同日検査が適しているかどうかは、持病や内服薬も含めて事前に確認することが大切です。

東森医院では、大腸カメラを受ける患者さんの半数以上が、胃カメラも同じ日に受けています。 大腸カメラは、前日の食事制限や当日の下剤など、受けるまでの準備にもある程度の負担がかかる検査です。「せっかく準備するなら胃も一緒に調べておきたい」と考える方には、同日検査という選択肢があります。

食事制限も、鎮静も、点滴も、通院も、できるだけ一度に。

患者さんの負担を少なくしながら、必要な検査をしっかり行い、大腸ポリープ切除や胃の生検など必要な診断・治療までつなげることが、胃カメラ・大腸カメラ同日検査の大きなメリットです。

「胃カメラと大腸カメラを一緒に受けたい」「鎮静剤を使って同日に受けたい」「大腸ポリープがあればその日に切除してほしい」とお考えの方は、お気軽にご相談ください。

参考文献

記事監修

監修者プロフィール

院長 東森 啓(ひがしもり あきら)

医学博士
日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医
日本消化器病学会 専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本ヘリコバクター学会 ピロリ菌感染症認定医
日本カプセル内視鏡学会 認定医
日本消化管学会 専門医
日本医師会認定産業医
難病指定医

2008年 山口大学医学部 卒業
2016年 大阪市立大学大学院 医学研究科 博士課程修了

消化器内科・消化器内視鏡診療に長く従事し、胃カメラ、大腸カメラ、大腸ポリープ切除などを専門としています。現在は東森医院院長として、一般内科から消化器疾患、内視鏡検査まで幅広く診療しています。

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